安曇野ワイナリー

ワイナリー便り

20241004_090336.jpg撮影:2024年10月4日、醸造所にて

白ワインに続き、赤ワインの醸造も始まっています。こちらは「ボー・ルージュ」の、ピジャージュ(櫂入れ)の様子です。朝・夕の一日2回、発酵が終わるまでの10日間程度、棒で突いてワインを攪拌。なかなかの力作業です。

赤ワインの醸造では、ブドウの果汁・果肉・果皮・種子を一緒に醸します。つまり、液体(果汁)と固形物(果肉・果皮・種子)が一緒になっている状態です。
ここに酵母を入れて発酵が始まると、アルコールと一緒に生じる二酸化炭素がブドウの固形物を浮かび上がらせ、果汁の上部を覆ってしまいます。

20241004_085514.jpg撮影:2024年10月4日、醸造所にて

これを崩すことで(=ピジャージュ)、果汁にしっかり酸素を送り、むらのない発酵につなげ、果皮などからタンニンや色素の抽出が促進、ワインに色・質感・渋味をもたらします。さらには、バクテリアやカビからワインを守る効果も! 重要な作業です。

別日に撮影したものですが、Instagramに動画を投稿しています。作業中の醸造スタッフの姿をどうぞご覧ください↓↓
https://www.instagram.com/p/DA4swrLBXJU/

(広報/小林)

9月末に、安曇野ワイナリー売店前と駐車場側のシャルドネを収穫しました。こちらで2024年の自社畑の白ブドウ収穫が終了となります。

1_20240924_1.jpg2_20240924_2.jpg3_20240924_3.jpg撮影:2024年9月25日、売店前シャルドネ

収穫期のシャルドネは太陽に透かすと半透明にきらめき、美しさにうっとり。ハサミで切れば、ずっしりとした重さが手に残り、これまで栄養を送り続けてきた樹の力強さを感じられました。良いブドウがとれると、スタッフの表情も晴れやかです。

4_20240925_1.jpg5_20240924_4.jpg撮影:2024年9月24~25日、売店前シャルドネ

今回も収穫の様子の動画をInstagramで投稿していますので、ぜひご覧ください↓↓
https://www.instagram.com/p/DAp0ZbDhhNr/

当ワイナリーのブドウは収穫した翌日には仕込みを始め、以前に投稿した記事のような工程を経てワインに変わっていきます。とっておきの一本になるのを、どうぞ楽しみにお待ちください。

(広報/小林)

2024年9月19日からいよいよ、自社農場ブドウの仕込みが始まりました!
19日はソーヴィニョン・ブラン、翌20日はシャルドネです。

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20240920_094032.jpg撮影:2024年9月20日、自社シャルドネ仕込み

収穫したブドウは機械で房から粒だけにし、圧をかけ、果汁を絞り取ります。ここから酵母の力を借りて発酵させ、安曇野ワイナリーが大事にしている「クリアなワイン」にするために、濁りをとりながら熟成させていきます。

Instagramでは仕込みの様子を動画にまとめていますので、そちらもぜひご覧ください↓↓
https://www.instagram.com/p/DAJAL0Fhx9Z/

シャルドネの収穫と仕込みは始まったばかり。来週は収穫の様子をお知らせしたいと思います。

(広報/小林)

2024仕込みシーズン到来 2024:09:13:12:13:14

安曇野ワイナリー自社畑のブドウ収穫は9月下旬からを予定していますが、醸造所には提携農家さんのブドウが続々と入ってきています。

20240910_180015.jpg20240910_180145.jpg20240910_175747.jpg撮影日:2024年9月10日

写真のブドウの品種は、ナイアガラ。近年の「食べる」ブドウで大人気のシャインマスカットが出回る前は、ナイアガラを食べていた方も多いのではないでしょうか。
ただ置いてあるだけなのに、10メートルほど離れた場所でも甘い香りをはっきりと感じるほど、香りが特徴的な品種です。

醸造所の一年で一番忙しい時期が始まりました。

(広報/小林)

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撮影:2024年8月9日、売店前メルロ

数日前まで緑色だったメルロが、ヴェレゾンを迎えました。緑・黄緑・赤紫・紫・黒と、一房のなかでランダムに色づく様は、なんとも美しい光景です。
安曇野ワイナリーはお盆期間中も通常通り9:00~17:00で営業します。年に一度のこの光景を、ぜひご覧ください!

(広報/小林)

当ワイナリーのブドウ畑は、営業時間中は自由に見学いただけます。いまの時期はブドウが鈴なりになっているのでそちらに目がいきがちですが、下にもご注目を!

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20240802_093551.jpg撮影日:2024年8月2日、売店前メルロ

ブドウの房が落ちています。もちろん意図的にしていることで、この房を減らす作業を「摘房」といいます。一つ一つハサミで切り落として収穫量を調整し、残した房に栄養を集中させ、最終的に収穫するブドウの品質を向上させるために行います。特に、赤ワインの原料となる黒ブドウは、摘房することで着色が良くなるとされています。

栽培スタッフによると写真のメルロの場合、1本の枝(結果枝)に対して2房残すことを基準にしているとのことですが、なんと気の遠くなる作業なことか......! 夏本番のなか、実直にブドウに向き合う栽培スタッフの姿にも注目していただけると嬉しいです。

(広報/小林)

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